額縁を自作してモニターのフォトフレーム化
Raspberry PiでMagicMirror2を使って写真の表示が完了したが、そのままだと配線が見えたり、なによりモニター感丸出しなので雰囲気が出ない。よりフォトフレームっぽさを出すために額縁に入れたいが、24インチのモニター専用額縁なんてものは存在しないので、額縁を自作しておしゃれ雰囲気を演出することにしました。
ちなみに、現状の見栄えは下の画像の通りです。
前回の記事
素材の選定
フォトフレームと言えばやはり木製にしたい。しかし、DIYサイトを色々調べてると、どうやら角を斜め45度に切断して90度に結合するのは人間の手では不可能らしい。
参考:額縁の自作を困難にする6つのハードル(https://www.gakubuti.net/user_data/diy.php)
また、壁掛けも視野に入れたいため、ただでさえ重いモニターに木製の額縁は重量オーバー間がある。ホームセンターをプラプラしてたら、軽くて丈夫で木製っぽくできそうな素材を見つけたので、こちらを使って額縁を組むことにしました。
メインとなる素材は発砲PPシート。軽くて丈夫で薄くて、木材より断然加工しやすい!
そして骨組みとなるのはL型のモール。これで発砲PPシートをつなぎ合わせて四角のフレームを形成する。モニターに付ける構造上、L型であることがかなり重要です。
また、接着材は発砲PPに対応したものが必要。意外と普通の?接着剤だと非対応だったので、何も考えずに買うと上手く接着しない可能性があります。
見た目を彩るために、木目調の壁紙シールも調達。部屋の色調とのバランスを考えて、あまり主張せず、でも埋没せずということで白ベースを選択しました。
作成
発砲PPシートをモニターのサイズに合わせて切断します。モニター裏のケーブも見えないようにするために、少し奥行きをもたせました。取り回しやすく、カッターで簡単に切れて変なくずも出ないので、やっぱり木材じゃなくて正解だと実感しました。
切断した発砲PPシートと、L型モールを接着剤で繋ぎます。これを4回繰り返して4辺作成します。接着剤が固まるまで時間がかかるので、あせらず1つ1つが十分に固まるまで待つことが重要です。
4つを繋いで接着するときは不安定なので少し難易度があがります。両サイドを固定して動かないようにしないと、接着剤が固まる前に外れたり形が歪になってしまうので注意です。(私はその辺に転がっていたティッシュで簡易的に直角を取りながら固定しました)
フレームができたら、壁紙シートを全体に貼ったら完成です。内部は見えないので壁紙シールを張りませんでした。
この時点でモニターに取り付けてみると、発砲PPシートは薄いせいで額縁っぽさがいまいちでした。イメージとしては、お歳暮の箱の蓋の真ん中を四角に切り抜いて、そのまま被せました的なペラペラした印象でした。(画像は撮り忘れました……文字で伝われ~)
そこで応急処置として、モニター前面にあたる縁にL型モールを追加することでコ型?を作り、1センチ程度モニター画面から浮かせるようにしました。
その結果がこちら。画面とフレームとに高低差ができて、ペラペラした印象がだいぶ改善されました。本当は、この浮かせた部分にも壁紙シールを張るべきだと思いますが、モニターの黒と同化してあまり目立たなかったので、これで良しとしました。
完成
額縁が完成して取り付けた状態がこちら。横から見てもケーブルが隠れていて、モニター感もなくなったのでおしゃれ度アップじゃないでしょうか。素人作業なので少し壁紙シートが浮いてる箇所があるものの、日常生活では写真にしか目が向かないので、ぱっと見分からない所は気にしないことにしました。
額縁を取り付ける前がこちら。こうやって見比べると、やっぱり額縁はあった方がいいですね。
前回から取り組んでいたデジタルフォトフレームの自作も、これで完成です!あとは、空気清浄機の上になってしまっている設置場所を、いい感じの場所に移動させてたら完璧ですが、腰が重い……